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投資家の皆様には日頃より格別のご支援を賜り、厚く御礼申し上げます。
第12期の業績についてご報告申し上げます。

 

   

創薬支援事業市場は、主たる顧客である国立大学・公的研究機関の独立行政法人化以降の、研究分野・研究内容のテーマ絞り込みや行政の科学技術関連予算の見直しによる研究費抑制の影響を大きく受けることとなりました。また、製薬企業にとっては、医療費抑制により医療用医薬品市場の伸び率鈍化及び大型医薬品の特許切れ(2010年問題)など、厳しい経営環境が継続しております。
 このような経営環境のもと、当社は製薬企業や大学・公的研究機関のライフサイエンス研究へ、遺伝子破壊マウスや抗体などの製品・サービスを提供するとともに、外部研究機関との連携により有用なバイオマーカーの創出に積極的に取り組んでまいりました。

 

 

 第12期(2009年4月1日〜2010年3月31日)の業績について
  6年ぶり増収、経常損益ベースで6期連続赤字幅縮小   
    当社は、平成22年3月期において、収益基盤の確立を目指し、主力事業の強化、研究開発テーマの絞り込み、業務の徹底的な効率化および全社的なコスト削減を行いました。この結果、当連結会計年度の当社グループの売上高は603百万円(前年同期324百万円)、営業損失は385百万円(前年同期624百万円)、経常損失は389百万円(前年同期605百万円)、と業績を改善することができました。しかしながら、食品事業において242百万円の減損損失を特別損失として計上し、当期純損失は579百万円(前年同期634百万円)となりました。

セグメント別業績状況は、遺伝子破壊マウス事業は遺伝子情報売上(TG Resource Bank®)および受託事業が順調に推移し、売上高は190百万円(前年同期145百万円)となりました。また、作業の効率化に努めた結果、営業利益36百万円(前年同期は営業損失37百万円)と大きく改善いたしました。抗体事業は、自社開発抗体製品の研究に注力した結果、既存の抗体製品販売は前年同期並に推移したものの、売上高は51百万円(前年同期80百万円)となりました。また、新抗体製品の自社開発および新規バイオマーカーの創出にかかる研究開発費を計上したことから、営業損失は99百万円(前年同期59百万円)となりました。試薬販売事業は、サイトカイン販売が好調であったことから、売上高92百万円(前年同期67百万円)、営業利益5百万円(前年同期は営業損失59百万円)となりました。その他事業は、創薬支援サービスの売上が好調に推移した結果、売上高48百万円(前年同期31百万円)、営業利益10百万円(前年同期は営業損失4百万円)となりました。食品事業は、天候不良による生産量への影響および市場回復の遅れを受け、業績は伸び悩みました。この結果、売上高は221百万円、営業損失は62百万円となりました。食品分析事業の新規事業創出に取り組んでまいりましたが、収益化に時間を要することから、平成23年度より食品事業を中止いたします。
 
  外部研究機関との連携による研究開発の推進  
    研究開発につきましては、国立がんセンターとの共同研究において、新規膵臓がんマーカーに対する抗体を創出し、診断薬への開発を進めております。また、公的研究機関との共同研究において、自社開発抗体の評価を行い良質な抗体の作製に取り組みました。

 
  主要な特許(トラップマウス技術、GANPマウス技術等)の成立  
    知的財産戦略につきましては、平成21年6月、新規膵臓がんマーカーに関する特許が国内で成立いたしました。その他、平成21年4月にGANP®マウス技術に関する特許が欧州で、平成22年1月及び平成22年3月にそれぞれ日本と韓国で成立いたしました。また、トラップマウス技術に関する特許が平成22年3月に欧州で成立いたしました。  
     
 

投資家の皆様におかれましては、こうした当社の姿勢に何卒ご理解をいただき、 なお一層のご支援を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。


2010年6月
株式会社 トランスジェニック

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