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TRECKシステム受託、製品販売開始のお知らせ

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2015年6月22日
会員マーク
会 社 名   株式会社トランスジェニック      
代表者名  代表取締役社長 福永 健司    
(コード番号 2342東証マザーズ)
問合せ先  取締役 経営企画室長 船橋 泰
(電話番号 03-6693-9571)
TRECKシステム受託、製品販売開始のお知らせ
 株式会社トランスジェニック(代表取締役社長:福永健司、熊本県熊本市)は、このたびTRECKシステムを用いた受託、製品販売を2015年7月15日から開始いたしますのでお知らせいたします。

【概要】
 当社は、遺伝子改変マウスのパイオニアとして事業展開している中で蓄積された高い技術に加えて、常に最先端の技術導入に積極的に取り組んでおります。  このたび受託、製品販売を開始いたしますTRECK (Toxin Receptor-mediated conditional Cell Knockout)システムは、国立大学法人奈良先端科学技術大学院大学バイオサイエンス研究科動物細胞工学研究室河野憲二先生により開発されたシステムです。
 TRECKシステムでは、細胞種特異的にジフテリア毒素の受容体であるヒトHB-EGFを特定の細胞で発現させた遺伝子改変マウス (TRECKマウス) を作製し、ジフテリア毒素を投与することにより、任意の時期に標的細胞を特異的に破壊することが可能となります。
 当社は、HB-EGFをコードする遺伝子を含むベクター製品の販売を開始いたします。また、当社が現在受託サービスとして提供しているトランスジェニックマウス、ノックインマウス作製とTRECKシステムを組み合わせたTRECKマウスの作製を新規受託サービスとして開始いたします。

 TRECKシステムを用いたマウス個体での標的細胞破壊は、疾患のメカニズム解明、新しい病態モデルマウスの開発など、様々な分野の研究に貢献することが期待されます。
【参考文献】
Saito et al. Diphtheria toxin receptor-mediated conditional and targeted cell ablation in transgenic mice. Nat Biotechnol. 2001 Aug;19(8):746-50.
Furukawa et al. A diphtheria toxin receptor deficient in epidermal growth factor-like biological activity. J Biochem. 2006 Dec;140(6):831-41.


◆上記リリースに関連する当社製品・受託サービス情報
変異型ヒトジフテリア毒素受容体(TRECKシステム)を用いたモデルマウス作製の受託サービス
変異型ヒトジフテリア毒素受容体cDNA

以上
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