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当社のマウスを用いた共同研究成果が米国科学アカデミー紀要に掲載されました

米国科学アカデミー紀要

◆『Prokineticin受容体2 (PKR2)欠損マウスにおける嗅球及び生殖器官の発達異常』
アステラス製薬株式会社及び近畿大学の共同研究成果が世界有数の科学ジャーナルである米国科学アカデミー紀要(Proceedings of National Academy of Science of the United States of America 、通称 PNAS)に掲載されました。当社は、研究協力者として、遺伝子破壊マウス作製及び解析を通じて本研究に貢献し、技術的に高い評価を得ております。本研究の成果として、Prokineticin受容体2 (PKR2)遺伝子を破壊すると、嗅球及び生殖器の形成不全を引き起こすことが確認されました。これらは、ヒトのカルマン症候群※に類似しており、当該遺伝子破壊マウスは、カルマン症候群の病因・病態解析に有用であることが示唆されました。 ※嗅覚低下ないし無嗅症と低性腺刺激ホルモン性性腺機能低下症を伴う疾患。

2006年3月3日 電子ジャーナルに掲載