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第66回 日本癌学会学術総会において学会発表を行いました

第66回 日本癌学会学術総会

 ◆『新規腫瘍マーカー尿中N1,N8-diacetylspermidineに対する高親和性抗体を用いた競合ELISA法の構築』 品川真吾1,能勢博1,松岡暁美1,河野淳子1,保坂征司2 (1株式会社トランスジェニック,2国立病院機構熊本医療センター・外科)

◆『新規ELISAキットを用いたジアセチルスペルミジン(DiAcSpd)の多様な腫瘍の尿中マーカーとしての有用性の確立』 保坂征司1,品川真吾2,能勢博2,松岡暁美2,河野淳子2,山本謙一郎1,吉田直矢1,田中真一郎1,大堂雅晴1,栗崎貴1,西村泰治3,片渕茂1,池井聰1 (1国立病院機構熊本医療センター・外科,2株式会社トランスジェニック,3熊本大学大学院医学薬学研究部・免疫識別学)

癌診断への応用を目指して、腫瘍マーカーの探索およびそれらの測定系の開発が盛んに進められています。当社は尿中に排泄されるポリアミン類の腫瘍マーカーとしての可能性に着目し、研究開発を進めてまいりました。 このたび、「GANP®マウス技術」を用いて、ジアセチルスペルミジンに対して高い特異性を持つ抗体ならびにそれを用いた競合ELISA法による測定系の開発に成功しました。 また、国立病院機構熊本医療センターおよび熊本大学大学院医学薬学研究部のご協力のもと、開発された測定系を用いて多数の尿検体を測定していただき、ジアセチルスペルミジンが多様な腫瘍の尿中マーカーとして有用であることが示されました。 なお、ジアセチルスペルミジン測定用ELISAキットは、研究用試薬として本日より発売いたします。

2007年10月3~5日 横浜にて開催