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GANP®技術に関する新たな知見が発表されました。

 このたび、熊本大学大学院 感染免疫学講座 教授 阪口薫雄先生らのグループが、2000年に発見したGANP分子について新たにエイズウィルスの感染力抑制に関与することを発表しました。
 今回の阪口教授らの研究は、GANP分子がエイズウィルスの感染抑制に関与する酵素を、ウィルス内に運ぶメカニズムを明らかにしたものです。本研究を推進することによりエイズ患者の治療法の開発が期待されます。

ご参考:http://www.kumamoto-u.ac.jp/whatsnew/seimei/20131216sakaguchi

 当社では、このGANP分子の特性を活かしたGANP®マウス技術を用いて高親和性抗体作製受託のサービスを展開しています。GANP®マウス技術とは、抗体の可変領域により多くの変異が入りやすい遺伝的背景を持った『GANP®マウス』を用いて抗体を作製する技術です。GANP®マウスで得られる抗体は、野生型マウスを用いる場合と比較して、突然変異が多く入ることから親和性や特異性の高いことが特徴です。分子上の小さな違い(アミノ酸1残基)を識別する抗体、小さい分子(低分子化合物)を認識する抗体、中和抗体、ファミリー分子を個別認識する抗体、アミノ酸修飾を認識する抗体などの抗体作製、診断薬や抗体医薬の開発への展開が可能です。GANP®マウス技術による抗体作製は、バイオ系企業をはじめ大学・研究機関の研究者の方々や抗体受託メーカー、海外メガファーマから大変好評を得ております。