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糖鎖解析技術に関する新たな知見が2報「臨床化学」に掲載されました。

医化学創薬株式会社(以下、「医化学創薬」)の研究開発担当取締役である西村紳一郎の共同研究先である先生方が執筆
されました論文が以下のとおり掲載されました。
当社と医化学創薬は資本業務提携契約を締結しており、糖鎖をキーとした抗体医薬品の共同研究開発を推進しております。

 ・臨床化学 44(3),239 2015
  『グライコミクスによる新規疾患バイオマーカーの探索』
   弘前大学大学院医学研究科 米山徹 大山 力
 
  SWEETBLOT(※)を用いて見出された血清中の糖鎖変化が、がんのみならず種々の炎症性疾患のバイオマーカーとして
  利用できる可能性を紹介しています。
 
 ・臨床化学 44(3),240 2015
  『グライコブロッティング法による糖鎖解析は肝細胞がんの新しいバイオマーカーとなりうる』
   北海道大学大学院医学研究科 神山俊哉
 
  医化学創薬研究開発担当取締役である西村紳一郎が2002年に開発したグライコブロッティング法により見出される肝細胞
  がんに特異的な糖鎖分子が悪性度ならびに予後予測に関連していること、また、他がん種においても糖鎖解析から見出され
  る特定の糖鎖が有力な腫瘍マーカーになる可能性があることを紹介しています。


※SWEETBLOT:医化学創薬がJSTプロジェクトを通じて開発した、糖鎖解析に用いられる自動糖鎖前処理装置の名称です。