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科学技術振興機構との委託研究契約に基づく業務開始について

平成18年10月2日
熊本県熊本市南熊本三丁目14番3号
株式会社トランスジェニック
代表取締役社長 是石 匡宏
(コード番号 2342  東証マザーズ)
(連絡先)経営企画室 砥綿正博
電話番号 078-306-0590
独立行政法人 科学技術振興機構との委託研究契約に基づく業務開始について
 当社は、独立行政法人 科学技術振興機構(以下、機構)が行っている「産学共同シーズイノベーション化事業 顕在化ステージ」における委託業務を開始しましたので、お知らせ致します。

 当社は、「産学共同シーズイノベーション化事業 顕在化ステージ」における課題として採択(平成18年9月20日付機構プレス発表)された「早期診断に向けた次世代型新規胆嚢がんマーカーの開発」について、機構との間で委託研究契約を平成18年10月1日付で締結し、本契約によるシーズ顕在化プロデューサーとしての業務を開始致しました。
 「産学共同シーズイノベーション化事業 顕在化ステージ」は、大学や公的研究機関の基礎研究に着目し、事業化のシーズ候補を企業からの視点で発掘し、シーズ候補の顕在化の可能性を検証するための研究開発を行うものであります。
 当社は、熊本大学大学院 医学薬学研究部 阪口薫雄教授(感染・免疫学講座 免疫学分野)らの研究成果である特異的な胆嚢がん診断の新規なシーズに着目し、臨床診断薬としての事業化に向け、シーズ顕在化プロデューサーとして、熊本大学との共同研究を行ってまいります。本シーズは、従来の癌マーカーに比べ、胆嚢がん特異的で高感度な測定システムを開発できる可能性があり、臨床診断薬としての事業化が期待されます。
 これまでに阪口薫雄教授らと当社は「GANP遺伝子改変マウスを用いた高親和性抗体産生技術」(国際特許公開番号:WO2004/040971)の事業化に成功しております。本委託研究によりシーズ候補の顕在化の可能性が検証できた場合には、従来からの両者の緊密な連携の下、事業化に向けた研究開発を進める予定であります。
 なお、現時点においては、本件が当期(平成19年3月期)の業績に及ぼす影響は軽微であります。

科学技術振興機構「産学共同シーズイノベーション化事業顕在化ステージ 平成18度第2公募受付 採択課題一覧」はこちらからご覧になれます。
http://www.jst.go.jp/pr/info/info342/besshi1.html
以上