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当社資本業務提携先の医化学創薬(株)の増資に関する国立研究開発法人 科学技術振興機構からのプレス発表のお知らせ

2015年12月25日
株式会社トランスジェニック
当社資本業務提携先の医化学創薬(株)の増資に関する
国立研究開発法人 科学技術振興機構からのプレス発表のお知らせ
 この度、当社の戦略的資本業務提携先である医化学創薬株式会社(代表取締役:伊藤勝彦、札幌市 以下、医化学創薬)の増資に関しまして、国立研究開発法人 科学技術振興機構(理事長:濵口 道成 以下、JST)よりプレス発表がありましたので、お知らせいたします。

<概 要>
 医化学創薬は、JSTの先端計測分析技術・機器開発プログラムにおいて平成16年度「疾患早期診断のための糖鎖自動分析装置開発」(チームリーダー:西村 紳一郎(北海道大学 大学院先端生命化学研究所 教授))などに採択され、その研究開発成果をさらに発展させ、平成22年11月に設立されたベンチャー企業です。 
 糖鎖は核酸、たんぱく質に続く第3の生命鎖として注目されており、生体の細胞内外のたんぱく質や脂質に結合し細胞間での分子のやりとりや細胞認識機能などに関与しています。医化学創薬はこの糖鎖に関連し、生体試料から糖鎖のみを濃縮・抽出する技術や、糖鎖複合体(糖鎖、糖脂質、糖ペプチドなど)を迅速・精密に合成する技術など4つの要素技術を基に、糖鎖の解析・合成の受託事業を行っています。また、同社はこれらの要素技術を総合的に活用することで、疾患特異的な糖鎖複合体の同定や合成ができるため、疾患特異性の高い抗体を診断薬や治療薬の創薬シーズとして導出する創薬プラットフォーム事業を展開していく計画です。この抗体によって副作用の軽減や正確な疾患判定が可能になると期待されます。
 SUCCESSでは今後も、JSTの研究開発成果を実用化しようとするイノベーティブなベンチャー企業に対して、成長資金の供給や関係機関のネットワークを活用したサポートを提供することにより、実用化を通じた先端技術の社会への還元を進めていきます。 

詳細につきましては、国立研究開発法人 科学技術振興機構のホームページをご覧ください。
・ 「出資型新事業創出支援プログラム(SUCCESS)における医化学創薬株式会社への出資実行について」

当社の代表取締役社長である福永 健司は次のように述べています。
「今回の国立研究開発法人 科学技術振興機構の医化学創薬㈱が実施する第三者割当引受けは、同社の技術力、企業価値が評価されたものと我々は考えております。この期待に応えるため、今回の増資資金を活用し、今後、当社と医科学創薬㈱は、現在取り組んでいる創薬シーズの開発及び創薬プラットフォーム構築を、より加速させる所存です。」


【医化学創薬㈱ 企業概要】
本社所在地 札幌市北区北21条西12丁目 コラボほっかいどう
代   表   者 代表取締役 伊藤 勝彦
設立年月日 平成22年11月
事 業 内 容 受託による糖鎖解析・糖鎖合成、試薬・装置販売、抗体医薬製造
URL     http://www.soyaku.co.jp/